猫の話ばかりしたい2024/03/13 02:08

 落ち込むなあ。気分を変えてと、適当にファイルから拾ったら、窓辺で外を眺めるニコルかサンドラか、サムネールが小さくてすぐには見分けのつかない写真だったが、拡大して確認したらサンドラの後ろ姿だと分かった。
 サンドラはこの場所が好きだったよ。
 
 miss you♡

実家の庭の雑草は「ヒメオドリコソウ」だったよ2021/03/08 23:43

父の残したグラスを捨てられず、残しておいたのを利用。
大きな花いけにさす花に悩まなくて楽だ。
ぼうぼうの庭に咲き始めた雑草をチョンチョンと切って入れた。
ホトケノザと言うのだそう。お名前はかねがね。
可愛くていいよ。

追記:友人からメッセージが来て、非常によく似てるけど違うと指摘してくれた。
これは「ヒメオドリコソウ」というのだそう。確かによく似てるけど違ってた。こちらの名前は可愛くてぴったり似合うね。

ハナが17歳で逝った12月23日2020/12/26 02:29

ハナに会いたい。3年前に死んだハナに会いたい。
私の掛け布団の上で過ごしていて、ふらふらになっても変わらず私の間近にいたがった。それなのに滑り落ちてベッドの脇で息を引き取った無念の猫。
ハナの心臓の音を聴きながら最後を見届けるつもりで寄り添ったのに、疲れ切っていた私はそのまま眠ってしまった。
そのわずかな間にハナは落ちた。トイレに行こうとしたのか、何かの理由でもがいて滑り落ちたのかわからない。
空を飛ぶような形で床にいたの。
寂しいよ。行けばそこで会えるなら、私も追いかけたいよ。

「アレックスと私」2020/10/09 21:48

アレックスとは、あるヨウムという大型インコに付けられた名前だ。
カテゴリに「ペット」も入れたけど、アレックスはアメリカの大学の研究室で研究対象として飼われていたから、厳密にはペットではない。知り合いがヨウムを飼い始めたところから興味が湧いて、大学から出ている研究書の翻訳本は何度か図書館で借りたことがある。
ヨウムはとても賢い鳥で、アレックスはそれを十分に証明してみせた。
「アレックスと私」はタイトルから察せられる通り、研究から離れた個人的な関係を描いている。あのアレックスのこと!と、この本を教えてもらって、すぐに飛びついて買ってしまったが、読み始めることができない。
彼が思うより早く死んでしまったことを思い出した瞬間に読めなくなった。
愛していたものが死んでしまった悲しみを、この書き手と共有することが辛い。
後書きから知ったがこの本は大分前に別の出版社から出ていたらしい。その時の方が私自身には読むための体力はあったな。

母の香水2020/09/06 03:34

実家の洗面所にある、父が作った棚はそれほど大きくない。そこに置いてあるものをちょっといじったら、母の香水の瓶があった。
あるのは知っていたので、ああそうだったという感じ。
マダム・ロシャスのオード・トワレだ。昔々私が使っていたのを、母も気に入っていたのであげたのだと思う。
私は猫を飼い始めてもしばらくは使っていたのだけど、嗅覚の鋭い動物にはやはり酷だと思ってやめた。それからだから、とんでもなく時間が経っているな。
母は昨年の3月に亡くなった。そのことを確認して、時間の尺を確かめる。

クレマチス2020/04/26 20:28

実家のクレマチスが花を咲かせた。白しか見たことがなかったが、今年のは少しピンクがかっている。
この株がド派手なトケイソウに圧されてなかなか思うように花をつけなかったからここ数年ガッカリが続いていたのだけど、貫禄のあるのがデビューで嬉しい。
それでも相変わらず気持ちはあがらない。

普段ないこと。2020/04/18 19:14

3月25日だったかそれまで実行することしか口にしていなかった日本は渋々オリンピックを諦めた。
諦めたと思うや、直ぐにコロナが最大重要案件になり、4月11日主要都市に非常事態宣言が出された状態で人が半分凍りついた。
繁華街はもちろん、デパート、ショッピングモールなどの営業の休止、時間の短縮などなど。
4月18日現在非常事態宣言は全国へ渡った。
個人事業主は死に体となって飲食店は早くも閉店を決めたという話が次々に湧いてくる。
免疫が作られないと言われている未知の感染症COVID19=コロナは今一番恐ろしい敵だ。
私の場合は昨年3月末に亡くなった母や、この2月に見送ったサンドラのことは慰めだ。外出禁止などがある中で彼らの健康に配慮しなくてはならないのは精神的にも随分しんどいと思う。
サンドラにはとても会いたいけど。::

サンドラはね。2020/03/11 21:00

2月14日に死にました。
私のそばにずっと横たわっていたサンドラは、バレンタインデーの夜に死にました。
私の最後の猫が逝きました。
とても小さな出来事です。

12月8日は父の命日 そして父の靴2019/12/10 23:19

2012年の12月8日の未明に父は病院で息を引き取った。86歳だった。
肺癌が見つかってから手術を経て半年、手術は成功したものの予後が芳しくなく、一度数日の退院ができただけでそのまま感染症を起こして痩せ細って亡くなった。
ただでさえ食べものの好みがうるさいのに、病気のために食欲も湧かずたとえ食べたくても喉を通らなくなった。そういうことが続いて、退院を期待してベッドの上で行っていた脚を上げる運動も段々ときつくなり、やがてどこかで自分の命の長くないことを悟っていったようだった。
どこの時点でだか、何を思ったか自分のお気に入りの靴を捨てるように私に命じた。それはキャメルのトカゲ革を配した革底のレースアップの靴で、とても良いものだった。お気に入りとはいえ高齢になってから楽に履ける靴ではなく長らくコレクションのようになっていた。
私はこの頼みにただならないものを感じて、分かったと返事をしながらそれまで何とか保っていた落ち着きを失った。今更何故その靴を捨てるように私に頼むのか、理由も聞けなかった。とても寂しすぎて聞けなかった。
そして私は実家に寄ってすぐさまその靴を車に運んだ。数日車の中にあったが、しばらくして私は捨てた。頼みを聞かなくてはならないという強迫観念が生まれた余裕のなさで。
今になっても後悔している。せめて写真を撮っておけばよかったと思う。思い出は心の中に?それはそれでその通りだが、私はまだ生きている。思い出したい。あの靴がどんなだったか忘れかけている。靴が好きで靴のデザインが好きで父の好みも知っているのに。
とにかくなんでもいいから仕上げたい。

雑感というか母が転んで入院したというか2018/08/19 20:47

後期高齢者の母が家の中で転んで緊急搬送され大腿骨骨折と診断された。
「手術は無理」からの「手術は可能」までは当事者にするとかなりめくるめく展開で、高齢者の場合はその後のリハビリ施設の決定までしなくてはならなくてその時間もあまり無い。
そもそも転ぶなんてのは予測もつかない事なので普段のしたい事をしていたんだけど、最近触れてきたことがなんだか刺激的でそれに気を取られすぎていた処にコレだったのでキャパを越して頭が疲れてきたみたい。
「パンク侍、斬られて候」「カメラを止めるな」「スターリンの葬送行進曲」「全身小説家」「海神別荘」etc.

この花、今日回ったうちのひとつの老健施設の庭に咲いていた。
癒されたいのかしら。