「最愛の大地」(2011)2024/01/10 03:55

 チェックしておきながら観たい理由を忘れている時があるのだが、これはアンジェリーナ・ジョリーの初監督作品なので興味を持ったのだった。
 1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景にした愛の物語だが、とてもきついストーリーで、この内戦自体が第二次大戦後で最悪のものだという。虐殺とレイプの描写に今なお続くパレスチナが重なる。いい作品だと思う。
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E6%84%9B%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%9C%B0

歴史的に酷いクリスマスだ2023/12/25 01:54

 ロシアのウクライナ侵攻の時もそうだったが、今起きているイスラエル・パレスチナ問題でも、絶望からくる無力感に苛まれている人はやはり相当数いるんだろうと思う。そしてそれは人として当たり前の反応だ。
 イスラエルは建築物、住宅と共に人間を全て抹殺する意図を隠していない。あらゆる年代の人間が全て目の前からいなくなれば、自分たちはとても幸せだと言い切る動画が次々配信される。もっと死ねばいい、もっと殺したいと言っている。
 誤解を恐れず言うと、これを眼の前で見ていて歴史を学ぶ余裕などあるだろうか。本を読んだら虐殺されてもよいという結論が導かれる可能性があるのだろうか。
 ある訳がない。虐殺やめろ。この地だけでなく戦争を止めるための戦争をやめろ。なんで無くならないのかなんて疑問形に自分は飽きた。

(別枠余談:複数の人から山下達郎のあのクリスマスソングが添付されたクリスマス動画を受け取った。なんでそれやねん笑)

Stop Genocide2023/12/01 21:41

休戦宣言してたよな。予想はしてたが、にしてもそれをいきなりやめるこの異常。根絶を目指しているよ明らかに。誤解を恐れず言うが歴史糞食らえ。歴史を紐解いてる暇はない。

ガザその他諸々過去を含めみんなでSTOP THE WARを叫べ2023/10/21 02:08

 酷いもんだ。世界中が破壊されている気がしている。人殺しに積極的に加担する日本の政治がポンコツ過ぎて失望が続く。物価に苦しむ国民という大きな括りの中がまだしも平和と納得して内向きに生きている。酷い殺戮のニュースを見て辛いと感じても生きている。
 急に眩暈を催した月でもぶつかって皆殺しの目に遭えばいいのに。

新年だった2023/01/08 04:01

新年が明けていて、松の内という7日も過ぎた。
どうなるんだろう、2023年は。タモリが2023年を表すのに「新しい戦前」と言ったのが、年末の話題になっていたのだよね。
ますますの理不尽な増税が待っているのは確実だしな。楽に死ねるように考えなくてはならぬ新年。
自分ではお気に入りだけど、怖いんでボツにした残念な新年の挨拶をここにアップしよう。

「ジョジョラビット」の監督が、「マイティ・ソー」シリーズの時々監督でもあり、コーグの声だったりしたことを初めて知った年明け。タイカ・ワイティティ。好きだな。

日本から選挙がなくなったら…2022/06/18 05:09

Twitterで、「日本から選挙がなくなったら『めんどくさいイベントが1個なくなった』くらいの反応しかないんじゃないか」というのを見かけた。リアリティがあって、心拍数上がる。
全体主義社会のベースはとっくに出来上がっているからね。事なかれ主義は元気だけでやっていける全体主義の原料で、日本中にその素材だけは豊かに存在する。
「日常」がどんな形で破壊されるか頭では理解しても、当事者でない限り、殆ど自分には起こらないと思ってる。地震や津波を含む自然災害、それに戦争だ。全体主義は個人の「自由」を一方的な命令で取り上げることができる。
当事者でないものが当事者である如く想像力を働かせられる政治家は何処。「反対ばかりしている」と、民主主義では当然のことなのに何故か今の日本では批判される哀れな野党。頑張れ。おまえもな。吾は頭数として登場。

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019)」2022/03/06 02:31

2019年ポーランド・ウクライナ・イギリス合作。
監督は「太陽と月に背いて」のアニェシュカ・ホランド。これはランボーとヴェルレーヌを描いた作品だった。
「赤い闇」は、1933年ソ連が行ったウクライナ人に対する大虐殺を追ったイギリス人ジャーナリスト"ガレス・ジョーンズ"を描くもの。
この「ホロドモール」と呼ばれる飢饉ジェノサイドは2006年にウクライナ議会で「ウクライナ人に対するジェノサイド」と認定された。
スターリンのウクライナ人の血肉まで搾り取るやり口の冷酷非情さは、ウクライナ侵攻を決めたプーチンの狂気に重なる。私の知らぬ報復の連鎖もあるのかも知れず戦慄。
究極の飢餓状態の描写部分は子供たちが中心で観ていてとても辛い。
が、独裁者によって何が行われるかは知る事ができる。独裁によって起こる虐殺は国ではなく独裁者がやるのだ。人種的な特徴などない。独裁者というものは誰でもなり得るのだ。
だから、独裁者を見分けることは重要。でも難しいよ。まず最初に見逃すから。

主役を演じたジェームス・ノートンは「牧師探偵シドニー・チェンバース」シリーズでお気に入りだった。牧師の恋愛の経過も大事なポイントになっていたけど、脚本上の理由からか?と疑いたくなるくらい真面目過ぎる悩み方にイラつきながら観てたな。
#nowar

受賞やら訃報、そのほか2021/10/26 20:15

天皇家の娘が一般人との結婚を発表し、唐十郎が文化功労者に選ばれ、白土三平と弟の岡本鉄二氏がわずかな日にちを隔てて亡くなったと、ニュース色々。
衆院の選挙報道をテレビは本気で取り上げず、天皇家子女の結婚を情緒的な言葉で盛り上げるばかりだ。ブランドは消せないがそこそこ削った彼女の結婚はいい始まり方だ。離婚があってもOKだ。すべて彼女の人生じゃないか。天皇制の犠牲者で終わるのを拒否はした。
文化功労者とはなんぞ、老境とは?ブルータスよ。
「カムイ外伝」をはじめとする大作をものした漫画界の巨匠は89歳で亡くなった。
東日本大震災から10年。悪政が続いたところにコロナが降りかかる。そしてまだ収束した訳じゃない。
自虐的な歴史観なんてものじゃない。国民が自虐が好きだから今の政府が保っているのよ。何をやっても政治は変わらないと言って、考えることをやめ、メディアは権力者につく。DVから逃れられない。

以下受賞に関する毎日新聞の唐十郎氏の取材コメント。
「2005年に紫綬褒章の内示を辞退した者に再度光を当てて頂けましたので大変驚きましたが謹んでお受け致します。井上ひさしさん、蜷川幸雄さん、山崎正和さん以来しばらく演劇界からの受賞者が不在とお聞きしました。この受賞が次の演劇人に結びつければ尚(なお)嬉(うれ)しいです。昨年から劇団唐組も芝居の延期や中止に追い込まれた現状に異風を起こしたいと願っております」

左手首、その後2021/09/30 00:27

骨折した左手首は週一くらいの頻度でリハビリを続けているおかげで回復速度もまあまあ、そろそろ卒業という話が出ている。
関節周辺の硬直していた部分がいぶ柔らかくなって、可動域も拡がってきた。気になるのは肘から手首に向かっての表側に懲りのようなものが存在することで、これが解されてきたらやっと最終段階の始まりかななどと考えている。

自民党総裁戦は岸田が当選。高市より良かったという人が多いみたいだ。漢字が読めて語彙の数もだいぶマシ。でも自民党なので政治の中身は変わらないと思っている。

写真は頂き物のマスカットと朝ごはんセットの一部な。甘過ぎず私好み。

終戦の日2021/08/16 01:14

8月15日は終戦(敗戦)記念日だ。
今年は政治が悪過ぎて戦争で「負けた」とは何かを嫌というほど考えさせられている最中の8月15日だ。
あの時の頭の足りない軍人どもがそのまま乗り移ったかのような政府が、この感染症と戦っているらしい素振りをしている風景が見える。
大雨が本州のかなりのところで降った。被害も出て、コロナとの二重のサバイバルが強いられる。

写真は店先で見た蓮の花。