NHK-BS世界のドキュメンタリー「出産しない女たち」2020/11/26 01:10

NHK-BS世界のドキュメンタリー「出産しない女たち」を見ている。スペインの制作だ。
子供を持たない女に放たれる言葉、或いは差別意識は多くの国で同じだと言い切っていいくらい似てる。
「いいお母さんになれるのに」「産めるのに産まないという選択はエゴだ」とか....。また、産めない人も中にはいる訳だけど、その存在を忘れていることもあるよね。
たくさんのプレッシャーに押し潰される子供のいない女たち、ばかりではないことを見せてくれるのがこの作品の見どころだ。
羨ましいと思ったカップルがいた。彼らドイツ語を話してたかな。
女性は健康面に問題もなく、子供もまだいなかったが不妊手術を決めた。不安は医師によっては不妊手術を拒否するかもしれないということだがそれもなく、パートナーも手術に立ち会ってくれた。
手術をすると伝えた時パートナーは彼女のそれまでの考え方を理解していたから、そのまま受け入れてくれたと。大事なことはその時、パートナーの言った言葉で「君の体は君のものだ。だから僕に相談することはないんだ」というのだ。
そんなふうに話ができて理解して愛しあえるっていいに決まってるよな。

鎌倉へ2020/11/25 03:01

連休最後の日に葉山の美術館に行った。神奈川県立美術館だ。
堀文子を、柴田安子を、オディロン・ルドンを観たかった。
美術館は海沿いにあるから建物の後ろはすぐに浜だ。久しぶりに砂浜の上に立った。
曇り空の風景の下の海は表情豊かだ。

すごくいい一日だった。

ショーン・コネリーの訃報2020/11/01 01:05

10月31日夜の9時半ごろ、ショーン・コネリーが90歳で亡くなったとスマホの速報で知った。ついにこの時が来たと思った。
Wikipediaを開いてみたら、彼が現役引退を決意した理由について書かれてあって、それはマイケル・ケインの証言によるものだった。
「ロード・オブ・ザ・リング」のガンダルフの役のオファーがあったものの理解できず断ったという。が、それだけでなくそのヒットを予測できなかったことも理由になったらしい。推測であるという注意書きはあるが切ない気分だ。
確かこの半年以内と思うが彼の主演している「王になろうとした男」を観ていた。これまで3回くらいは観ているかな。1975年のジョン・ヒューストン監督作品。
これはマイケル・ケインとの共演で、それがこの映画を好きな理由でもある。今回観るまで例の如くディテールは忘れているのだけど欠けた部分の再構築ね。舞台となるアフガニスタンらしい奥地の風景がなんとも言えず、その秘境ともいえる国の王になるという目的で怪しいイギリス兵士だった二人の男が向うのだ。
ちょっと怖い物語。
https://ja.wikipedia.org/wiki/王になろうとした男_(映画)

因みにマイケル・ケインは今公開中のクリストファー・ノーラン監督作品「TENET」に出演している。現時点で87歳。

「ぬるい毒」(本谷有希子)2020/10/29 21:23

図書館に予約の本が確保できたと連絡があったのでそれを取りに行った。期限を過ぎた本の返却もする。
図書館のフロアに、誕生日月のテーマでまとめた3冊の本を中身を見せずに貸し出しするという企画コーナーができていた。
少し悩んだけど借りてみた。
どんな選び方でも良いということなので7月というのを選んだ。
それの中身のひとつがこれ。知らない作家なので、すぐにページをめくってみた。
妙な始まり方で戸惑う。先入観を持つのが嫌で何も調べないようにしたのだけど、我慢できず見てしまったプロフィールで納得できた。劇団の主宰だった。
なるほど、と何故か思う。あとは好きかどうかなんだ。どうだろか。もう少し読んでみる。

窓が連なる2020/10/28 01:30

ルルの友達と勝手に人間が決めて、障害を持つ猫の傍らに置いていたライオンのぬいぐるみ。

「パチンコ」2020/10/27 11:38

アメリカでベストセラーになっていたものが日本語訳で今年の7月に出版された。
読みたいと思っていたので図書館の予約に入れたのだけど、新刊の割に予約数は少なかったのは些か意外に感じた。
タイトルと在日コリアンの物語ということがその理由だろうか。
実際に洋書レビュアーが書いている後書には、レビュアー自身が初めは読みたいとは思わなかったと書いている。
パチンコという遊戯に興味がなく、そもそも苦手と言っていて、私もそうだった。本好きの知り合いが話題にしていなければ手にしていなかったかもしれない。
いろいろ知りたかったこともあって、機会を捉えた。
面白かったのは事実だけど、たくさんの人が書いているような在日コリアン一家の4代、5代までを描く壮大な物語、とまでは感じなかった。舞台やその背景は世界を広げているようで、狭い感じすらあった。それでも一気に読んでしまえる魅力があるのは、やはり登場人物がいいのかな。
淡々と語られる「女の一生」の別バージョンとも。
写真は下巻の表紙。

「戦争のはらわた(1977)」2020/10/26 21:00

S・ペキンパー監督「戦争のはらわた」を録画したのを観ていた。大昔に観た時の事は殆ど覚えていない。
これの原題「Cross of Iron」は「鉄十字勲章」のことだ。
勲章を欲しがる人間と、勲章そのものを馬鹿らしいと考えている男はジェームス・コバーン。
貴族出の士官は喉から手が出るほど勲章を欲しがっている。戦後に生き残ることしか想像しない。
この作品には本物の戦車とか、撮り方とか、ペキンパーが特異な作家であると証明できることが山ほどある。
しかしながら、戦争という追い詰められる状況じゃないと本質は見極められないことがよく分かるから、単純にコバーン演じるシュタイナー軍曹の狂気じみた誠実が理解できようというものだ。

エンドロールでシュタイナー軍曹の哄笑と共に出現する、いくつもの戦争写真の中のひとつ。

「COOL STRUTTIN' SONNY CLARK」2020/10/16 13:11

気分が鎮まる。久々に聴いた。ジャケットだって眼にするの久しぶり。

「高い城の男」2020/10/16 00:24

Amazon primeのウォッチリストに入れておいたドラマだったが、今日直ぐにみろというお告げがあった(笑)
P・K・ディックの原作、リドリー・スコット総指揮だから見応えは充分と期待していたものだ。
第二次大戦後、戦勝国と敗戦国が逆になるという世界を描く。つまりナチスドイツと日本が勝利して、北米を分割支配するという話。
さて4シーズン分楽しもう。
イギリスBBCで制作したナチスを戦勝国とした作品もある。ナチスドイツにイギリスが占領されるという設定で、一応刑事物だ。「SS-GB(エスエス・ゲーベー)」というタイトルで、レン・デイトンの原作。確かポワロを作ったチームじゃなかったかな。違うかも。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E3%81%84%E5%9F%8E%E3%81%AE%E7%94%B7_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)

https://ja.wikipedia.org/wiki/SS-GB

「アレックスと私」2020/10/09 21:48

アレックスとは、あるヨウムという大型インコに付けられた名前だ。
カテゴリに「ペット」も入れたけど、アレックスはアメリカの大学の研究室で研究対象として飼われていたから、厳密にはペットではない。知り合いがヨウムを飼い始めたところから興味が湧いて、大学から出ている研究書の翻訳本は何度か図書館で借りたことがある。
ヨウムはとても賢い鳥で、アレックスはそれを十分に証明してみせた。
「アレックスと私」はタイトルから察せられる通り、研究から離れた個人的な関係を描いている。あのアレックスのこと!と、この本を教えてもらって、すぐに飛びついて買ってしまったが、読み始めることができない。
彼が思うより早く死んでしまったことを思い出した瞬間に読めなくなった。
愛していたものが死んでしまった悲しみを、この書き手と共有することが辛い。
後書きから知ったがこの本は大分前に別の出版社から出ていたらしい。その時の方が私自身には読むための体力はあったな。