「Original Love 田島貴男〜ひとりソウルツアー」2016/11/03 23:50

楽しいライブだった。よく喋りよく歌った。それによく笑わせてもらった。さすが田島貴男。弾け方が数段上がったみたい。
NHK-BSカバーズでリリー・フランキー曰く「歌う大王イカ」
本人も喜んで認めていたっけ。

ライブ中にカバーに目覚めたんでカバー歌手になれそうだと言ったら、誰かが「早い!」の声。オリジナルを作って歌って欲しいんだ、きっと。

上野西洋美術館で「クラーナハ展」を観てから鶯谷駅近くにあるキネマ倶楽部へ。博物館のすぐ裏だけど西洋美術館からは上野駅が近かったのでJRを使った。
祝日だから開演が6時。
元キャバレーだったというライブハウスなので昭和のレトロ感が充分に残っている。
何年か前のNHK-BSの「カバーズ・フェス」はここでやっていて内装は観たことがある。スタジオのセットかと思っていたら本物で、それも鶯谷とは。

「クラーナハ展-500年後の誘惑」2016/11/03 23:53

祝日というのを忘れて予定に入れてしまった。
夜鶯谷でライブがあるので外出ついでにと欲張った。
良い天気だったし上野駅周辺は多くの人出だったが「クラーナハ展」はさほどの影響がなかったのは幸いだった。
西洋美術館に足を運ぶ人は世界遺産になった建物やその庭のロダンに興味があるようで、中まで入らない。

クラーナハのこれだけの作品の中に身を置く幸せ。
こんなにもチャーミングだったかな。
繊細なディテールを持つ美しい服を纏った女性の肖像画の背景色にはターコイズ系のブルートーン、グリーントーンが使われていて、画面のすべての色が独特の雰囲気を作り出す。
服に描かれた黒い線は柄であったりパーツを結ぶ紐であったりするが、それがちょっとしたスパイスになって絵を引き締める役割をしているように見える。

ウィーン美術史美術館のものがたくさん来ている。
去年の「風景画の歴史」ではそこのものが中心だった。
あれにはブリューゲルの「バベルの塔」が来ていたっけ。

「内田光子withマーラー・チェンバー・オーケストラ」2016/11/09 10:26

サントリーホールにて。
舞台下手の2階席からは舞台を見下ろす場所で、チェンバースを指揮し、ピアノを弾く内田光子さんの動きや表情を細部まで見る事ができた。
力強く優しく指先まで神経の行き届いた指揮も、美しいピアノもあの細い身体から発せられるとは本当に信じられない。

モーツァルト: ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K453
バルトーク: 弦楽のためのディヴェルティメント Sz113
モーツァルト: ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K503

朝から曇りの日でサントリーホールを出る頃には雨になっていた。
ホールのショップでビニール傘を調達した。
いい雨だ。

東京イボンヌ「酔いどれシューベルト」2016/11/15 23:50

荒川町屋ムーブで夜。
町屋ムーブはメトロの改札を出たら直ぐに地下で繋がっていたことを忘れていた。随分前に「と学会」だったかのイベントともう一つ何かで来ている。
facebookで知った劇団の公演で再演という事だった。
取り上げるモチーフはクラシック音楽に関わるものが全てのようだ。
エピソードを膨らまして面白い舞台になっていた。楽器の演奏家、声楽家、そして役者の三つの要素が絡み合う。
シューベルトのその短い命の間に何故あれだけ多くの歌曲を産み出すことができたのかというお話。
主人公のシューベルトを演じるのはいしだ壱成。
ミュージカルとかオペレッタとか言えるのかな。
どの役者もコメディを理解しているように見える。
それがないとシリアスな影が引き立たない。
それはきちんとクリアしてくれていて楽しめる舞台になっていた。
満足。

「ダリ展」2016/11/22 15:51

ダリの一生を通じるものを観られた。
物凄い数の作品から選ぶのではほんのごく一部とはいえ、久しぶりにダリを纏めて観られるのは楽しい。
「アンダルシアの犬」の上映もありこれも久しぶりで眼にした。
何度も観ているのにこんなだったっけと思う始末で、我ながら呆れる。髭剃りナイフで目玉を裂くシーンを正視できず、昔は苦労してきちんと見据えられるまで頑張った。
その強烈な印象ゆえに他のシーンやストーリーを忘れてしまうってことで。

東京は雪2016/11/24 23:40

今日は非常に寒く雪が降った。
50何年ぶりかの東京の11月の雪だそうで。
終日家の中。
昨日は実家の母がうちの中で転んだと言うので駆けつけて状況を見て来た。高齢なので骨折を心配したが打撲で済んだのでホッとした。
今日何かあって雪の中を出かけるとなると問題だ。
うちには全員高齢といっていい猫が5匹もたむろしていて、その中の2匹は障害があり、まる一日でも放っておくのは無理なのだ。

寒いし外出も危ないからうちにいて「北越雪譜」なんかを思い出してみたり。
雪の結晶の沢山の観察図があった。