「クラーナハ展-500年後の誘惑」2016/11/03 23:53

祝日というのを忘れて予定に入れてしまった。
夜鶯谷でライブがあるので外出ついでにと欲張った。
良い天気だったし上野駅周辺は多くの人出だったが「クラーナハ展」はさほどの影響がなかったのは幸いだった。
西洋美術館に足を運ぶ人は世界遺産になった建物やその庭のロダンに興味があるようで、中まで入らない。

クラーナハのこれだけの作品の中に身を置く幸せ。
こんなにもチャーミングだったかな。
繊細なディテールを持つ美しい服を纏った女性の肖像画の背景色にはターコイズ系のブルートーン、グリーントーンが使われていて、画面のすべての色が独特の雰囲気を作り出す。
服に描かれた黒い線は柄であったりパーツを結ぶ紐であったりするが、それがちょっとしたスパイスになって絵を引き締める役割をしているように見える。

ウィーン美術史美術館のものがたくさん来ている。
去年の「風景画の歴史」ではそこのものが中心だった。
あれにはブリューゲルの「バベルの塔」が来ていたっけ。

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