「硫黄島(1955)」2020/10/06 00:29

日本映画で「硫黄島」というタイトルに興味を持って録画しておいた。実は観るのが面倒な気分になっていて、録画してから少し時間が経っていた。
戦闘シーンや、殷殷滅々の暗い場面が続くのかと思うと、やっぱり萎えるが、今日はとにかく観ようと決意した。で、観始めたのだった。
タイトルロールが終わり、戦地。硫黄島の激戦は終わっていて生き残り兵士の姿が描かれる。と、すぐに話は戦後にかわり、居酒屋で飲んだくれている男に客の視線が行く。そこからミステリアスなムードになってきたからちょっと画面に身を乗り出す感じ。一体何が彼の身に起こったのか、それを知りたくて物語に引き込まれていく。
菊村到の原作だけど、私は多分読んだことがないな。
監督はなんと宇野重吉。寺尾聡の父上、有名な俳優で、とてもいい俳優だったよ。

後付けの追記。
違和感を感じていたのにそれを無視していた。
それは、制作年1955年には既に復員兵は他人事になっていたのだろうかという疑問。時代背景がうまく飲み込めていない。
関わりを持った新聞記者たちは少年時代か、それ以上の歳ではなかったか。彼らは戦中を知っていると思うんだけど、まるで戦争が大昔の出来事のような反応。うむむ。

https://www.nikkatsu.com/sphone/movie/20389.html

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