「グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース」2018/08/03 17:35

牧師探偵の最終回を観終わってしまった。
ジャズとウィスキー🥃を愛するシドニー・チェンバースという若き牧師が友人である刑事とともに事件を解決してゆく英国テレビドラマだ。
ただひとりの女、初恋の人との愛は育つのか、牧師であるが故の悩みが全編を通底する。
彼を取り巻く人間模様も味わいがある。夫々の今までの人生とこれから何をどう選んでいくか、愛の様々な形、葛藤が描かれる。時に優しく時に厳しく支え合う。
って誉め殺しか。
時代は1950年代。いろいろな差別がよりもずっと激しく抑圧されていた時代。時代の良い香りを感じつつ。
いいドラマの最終回は観たいような観たくないような。

「ゆきゆきて、神軍」再び2018/08/14 00:45

原一男監督の「ゆきゆきて神軍」の絶叫上映というイベントがあったのは目にしていたものの、脚の調子が悪くてつい行きそびれた。観た人と監督とのやりとりをツイッターで見ると行けばよかったと思うくらい楽しそうだった。
「ニッポン国vs泉南石渡村」上映時、重いテーマに面白いとは言いにくいとある人が呟いたことに対して、監督は面白いと言っていいんですと答えている。
私もすごく面白くて引き込まれたのは確かで、人にいい作品だったと伝える時に「面白い」と言うことにためらいがあったけど、これで解放された。
監督の答えはあっけらかんとシンプルだ。
今回のイベントでは「全身小説家」の上映があったらしくて、やっぱり観たかったなあ。
これは随分前にテレビで放映したのを観ているだけに。
小説家は井上光晴。

「縄文」2018/08/14 01:24

国立博物館でやっている「縄文」を観る。
これは台風が関東を直撃しそうで警戒を呼びかけていた8日の水曜日に出かけた。結果としての台風は恐れるに能わず、だった。結果だから何とでも言える。
国宝が全て来ているという有り難さ。
国宝に指定された日付を見るとここ最近という感じで驚く。
長野から北、秋田、青森、北海道から出たものが多かった印象。
平常展で観ているものとはまた違う。
実は新たな刺激は受けないかも知れないと思いながら前売を買っていたのだけど、行って観てからでないとやはり語れないものはあるんだなと思った。
それでなくても歴史を歪めて縄文を持ち上げる声を耳にしたのでためらったこともあった。
それとこれとは別であった。
画像は岡本太郎が所有し愛した亀の土偶と甕たち。
写真撮ってOKのそれ。

雑感というか母が転んで入院したというか2018/08/19 20:47

後期高齢者の母が家の中で転んで緊急搬送され大腿骨骨折と診断された。
「手術は無理」からの「手術は可能」までは当事者にするとかなりめくるめく展開で、高齢者の場合はその後のリハビリ施設の決定までしなくてはならなくてその時間もあまり無い。
そもそも転ぶなんてのは予測もつかない事なので普段のしたい事をしていたんだけど、最近触れてきたことがなんだか刺激的でそれに気を取られすぎていた処にコレだったのでキャパを越して頭が疲れてきたみたい。
「パンク侍、斬られて候」「カメラを止めるな」「スターリンの葬送行進曲」「全身小説家」「海神別荘」etc.

この花、今日回ったうちのひとつの老健施設の庭に咲いていた。
癒されたいのかしら。