本に添えられたメッセージ2021/12/06 01:19

ネット古書ショップで過去の展覧会のカタログを買った。
中身を出してしばらく眺め、初めて知る作家のページをめくったり、解説を読んだりして閉じて、ふと足元を見ると二つ折りの紙が落ちていた。拾うと一筆箋で、そこに数行のメッセージがあった。
今届いた本と一緒だったのか。
今まで何度もそこで買っているのだけど前に買った、ある本にも言及していて、それと今回の本を選んだことを格別に喜んでくれていた。
仕入れたものでなく、ドイツの現地で買ったものであったり、自ら観てきた展覧会のカタログだと書かれていて、私は嬉しくなった。
カードが入っていた本はカードを見る前にやっぱり私が欲しいものと分かってた。

本棚発掘/埴谷雄高と井上光晴2021/12/14 02:01

本棚から掘り出した昭和56(1981)年11月発行「國文学”埴谷雄高~幻想王国の司祭”」に埴谷雄高と井上光晴の対談が組まれていた。
これは面白い重要な対談なのに読んだのかどうかも忘れてる。
でも自分ローカルでは「全身小説家」を観る上で大事な中身だよ。
この対談を読んだら、あのドキュメンタリはいっそう面白くなるだろう。とはいえ、わがままを言えば本当はよく知りたくはないのだけど…。
何かと読み解くには無知であってはいけないと思いつつ、敢えて知りたくないという傾向があって、謎があるまま作品を観ているもどかしさみたいなものが好きなのだ。それだけ。
この本は一冊ほとんど丸ごと埴谷雄高の特集本になっている。スリルに満ちてる。読めば面白いのはわかってるから読みます。

「泥人魚」2021/12/15 20:46

唐十郎原作の「泥人魚」。主演は宮沢りえと磯村勇斗。
井上ひさしも絶賛したこの作品、予定が合わなくてチケットを取らなかったが、配信ライブがあったのでそれを購入した。見逃し配信は無いので、開演時まで緊張してPCの周りをうろうろした。
最初はノートPCのモニターの小ささに悲観的だったが、中盤からは舞台に引き込まれた。
宮沢りえの美しさは際立っていて、唐十郎作品・蜷川幸雄演出「下谷万年町物語」を始めとする色々な役柄の印象を超えた。
岡田義徳が意外なキャスティングと思ったけれど、魅力に気がつかないだけだったのかな。元々嫌いな役者じゃないからか、中盤からのややこしい立ち回りが合っていると思った。
磯村勇斗は「きのうなに食べた」のジルベール役で初めて認識した人。映画版早く観なくちゃ終わっちゃう。

YouTubeから #泥人魚
https://youtu.be/uMYBBRr-aw8

https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/21_doroningyo/flyer.pdf

「ソール・ライター(Saul Leiter)のすべて」2021/12/25 02:16

ソール・ライターの展覧会のカタログ。版を重ねて11刷だって。
ニューヨークの普通のアパートに住み、そこをずっと住処にした都市型の人。質素だけど使い古され馴染んだ道具が置いてある室内の風景が好きだ。彼のそばには女性も猫もいた。
ソール・ライターのソールはSaulサウル。
表現とユダヤ教について改めて考えさせられたのはソール・ライターがきっかけだったかな。

月報とか映画パンフレットとか2021/12/29 10:33

全集などに付いている「月報」や映画館で販売するパンフレットなどが日本独特のものだと最近知った。
「月報」という付録的なものは、こぼれ話なんかも含み重要なことが書いてあったりして、けっこう情報が豊富でありがたく面白い読み物だった。書き手がいいこと多し。
映画パンフレットは作らないことも増えたという。
製作会社と配給などの契約が関わっているとかないとか…まだよく調べてない。