「SWITCHインタビュー 佐々木蔵之介×藤原かんいち」2016/09/01 00:56

今週のNHKのSWITCHインタビューは特に楽しみだった。
佐々木蔵之介の舞台にいつも感銘を受けている。
先日舞台「ベント」を観た記憶も新しく、映画「参覲交代」の飄々としたキャラクターとのギャップも魅力。
インタビューし、される相手は50ccバイクで世界中を旅する「藤原かんいち」という私は全く知らなかったヒト。
今回だけではないけど、その道の達人と思われる人は到達したとは思っていないのが常で。
未完であるという意識で語られる言葉って面白いし、その人の可能性の大きさを感じるな。
これからがもっともっと楽しみだ。

舞台では毎日同じことを繰り返し、映画やテレビでは「OK!」が出ると同じ場面を演じることはないが舞台では始めから終わりまでを繰り返す。それに「OK」が、出ることはない、という蔵之介さんの言葉が印象的。

「ザンジバルナイト」2016/09/01 22:48

中野サンプラザにて。
もう3時間半が、あっという間!
リリーさんとミッツのMC。
女王蜂のアブちゃんかっこいい!
峯田和伸くんの「レイニーブルー」最高!
中納良恵さんの「黄昏のビギン」トリハダもの。
どぶろっく、ネタはあんまり好きじゃないけど嫌いになれない可愛さがあるよね。
剣さん、迫力!
マキタ・スポーツ、やっぱり只者じゃないや!
リリーさんと同じくらい変態だ。

楽しかった〜
今日は理屈はない。

「刑事フォイル」2016/09/04 23:20

オリジナルタイトルは「Foyle's War」
AXNミステリで繰り返し観ることができるのだが、ポアロシリーズと一部同じスタッフが制作参加していると知って、初めて眼にしてから本当に好きになった。
第二次大戦から戦後しばらくまでのイギリスが舞台で、空軍にいる息子を一人持つ地方警察の刑事が主人公だ。
礼儀正しく優しい男だが法を犯すものに対しては厳しい。
やんわりとした皮肉で相手にぐうの出ないほどの打撃を与えるが、裏を返せば機転の利く優れたユーモアの持ち主でもある。
「正義」が誰にとっての「正義」であるかも問われる事件もあって、それは戦時下ならではことで法律によっても裁けないのだと嘯く犯人も出てくる。
理不尽な結果で苦渋するフォイルもすごくいい。
それを静かに演じているマイケル・キッチンははまり役だと思う。
タイトルの音楽が雰囲気によく合ってとても良いので、最後まで耳を傾けてしまう。
1シリーズ3話、8シリーズまで2002年から2015年まで放送された。情報機関MI5、MI6のエピソードが出てくるのも面白い。

Eテレ-100分で名著 「石牟礼道子 苦界浄土」2016/09/14 09:55

プラスティックの恩恵を日常的に受けている私たちも「チッソの水俣病」に関しては第三者ではあり得ないと「宇井純」というひとが語っていると言う。
その通りだ。

「テレーズとローラン」2016/09/14 23:32

東京芸術劇場 シアターウエストにて14:00。
木場勝己、銀粉蝶、奥村佳恵、浜田学。
ゾラは好きではない。あの暗さ。作品は「ナナ」を読んだだけだろうか。映画化された「嘆きのテレーズ」が嫌いだった。マルセル・カルネの監督作品でも嫌だった。
ただ物凄く若い頃に観ているので本当に味わっていないだろうとは今は思う。
戯曲になっているものなら、ひたすらな絶望感だけってこともないか、或いはやっぱり後味悪いか。
何を言ってるんだか我ながら解らないけど、ゾラを好きになりたいがためのと言ってもいい興味で観に行った。
原作にはない人物を配しての演出で軽みと、明るさがある。
二人の死体が部屋にあるというところから始まるので、何故そのような事になったかが物語られる。
コンパクトにまとまった緊張感のある面白い舞台だった。

終わってから地下に出てすぐの店「Patio de METORO」でモッツアレラとトマトのパニールセット。ここはたっぷりのコーヒーが嬉しいんだ。

ライブ…「男どアホウ・サンボマスター」2016/09/24 00:29

行きたかったが行けなかったのだ。
24日は銀杏BOYZがゲストなのよね。
あー残念。

「ノスフェラトゥ」2016/09/24 00:32

録画しておいた「ノスフェラトゥ」ヘルツォーク版を観た。
久しぶりで改めて観たらひたすらな映像美に圧倒されて、哀しみの漂う不条理を何となく感じているだけだった。
呆けた状態と言って良い。
明るく居心地のいい夫婦の居間、暗い城、運河を進む生気のない船、柩の列が次々と現れる広場、二頭立馬車が水に姿を映して走る様、開け放たれた窓の向こうの美しい木々の緑。
そこに行き交う人物たちは見事な生き人形のようだ。
もううっとりだった。こんなだったか。

「海のハンター展」2016/09/30 22:12

国立科学博物館にて。
行きたくて前売券を買っておいた企画展だ。
それなのに今週に入って何か忘れているような気がしていたら、科学博物館の「海のハンター展」だった。幸いなるかな金曜の夜は8時まで開館している。慌てて上野へ。
学術的なことはちっとも学習しないんだけどな。
でもやっぱり行ってよかった。夜の博物館は最高!
日本初の液浸標本として大目玉の「ホホジロザメ」は傷はあるもののやはりよく仕上がっていて迫力があった。
余裕で360度シアターも満喫して、ミュージアムショップやガチャのヤドクガエルの誘惑を避けながら帰った。
地球館のレストランで企画展ディナーにしたら、あんまり美味しくなかった。テンション上がってハイになったというか、変なバイアスかかったというか、そのノリで企画展に因んだ高いものを選んでしまったんだな。