「毛皮のマリー」2016/04/07 21:56

新国立劇場 中劇場で14:30から。
以前観た野口和美版「毛皮のマリー」は小さな劇場ならではの距離感で役者の動きを追えたが、その分拡大鏡で覗いたかの如くの怪しく隠微な世界に生きる生き物として見ることができた。
見応えがあり、初めて見る野口和美という人の力を感じた。

こちらはそれより舞台は大きく装置ももっと大掛かりなものになっているのは当然かな。
男娼の衣装は美輪演じるマリーを含め片乳を露出するデザインで妖しさもつのる。

野口版は2年ほど前だったので忘れていることが多く印象でしか言えないのだが、もしかしたら野口版の方にはもっと切実な母性を感じたように思う。

耽美の世界を文字通り堪能した。

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