「毛皮のマリー」 ― 2016/04/07 21:56

新国立劇場 中劇場で14:30から。
以前観た野口和美版「毛皮のマリー」は小さな劇場ならではの距離感で役者の動きを追えたが、その分拡大鏡で覗いたかの如くの怪しく隠微な世界に生きる生き物として見ることができた。
見応えがあり、初めて見る野口和美という人の力を感じた。
こちらはそれより舞台は大きく装置ももっと大掛かりなものになっているのは当然かな。
男娼の衣装は美輪演じるマリーを含め片乳を露出するデザインで妖しさもつのる。
野口版は2年ほど前だったので忘れていることが多く印象でしか言えないのだが、もしかしたら野口版の方にはもっと切実な母性を感じたように思う。
耽美の世界を文字通り堪能した。
以前観た野口和美版「毛皮のマリー」は小さな劇場ならではの距離感で役者の動きを追えたが、その分拡大鏡で覗いたかの如くの怪しく隠微な世界に生きる生き物として見ることができた。
見応えがあり、初めて見る野口和美という人の力を感じた。
こちらはそれより舞台は大きく装置ももっと大掛かりなものになっているのは当然かな。
男娼の衣装は美輪演じるマリーを含め片乳を露出するデザインで妖しさもつのる。
野口版は2年ほど前だったので忘れていることが多く印象でしか言えないのだが、もしかしたら野口版の方にはもっと切実な母性を感じたように思う。
耽美の世界を文字通り堪能した。
「から騒ぎ」 ― 2016/04/14 00:57
CSで放送されたものを録画。
「から騒ぎ」は初めて。沙翁の喜劇はちょっと面倒くさい。
それでもやっぱり観れば面白いなあ。
蜷川演出。全て男性が演じる。
小出恵介演じるベネディクト。彼独特のクリっとした目が芯からの毒舌家に見えなくてかわいい。
女性を演じるのは高橋一生、月川悠貴。
他の主たる演者は長谷川博己、吉田鋼太郎、瑳川哲朗。
月川悠貴という人は知らなかった。
「から騒ぎ」は初めて。沙翁の喜劇はちょっと面倒くさい。
それでもやっぱり観れば面白いなあ。
蜷川演出。全て男性が演じる。
小出恵介演じるベネディクト。彼独特のクリっとした目が芯からの毒舌家に見えなくてかわいい。
女性を演じるのは高橋一生、月川悠貴。
他の主たる演者は長谷川博己、吉田鋼太郎、瑳川哲朗。
月川悠貴という人は知らなかった。
「PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服」 ― 2016/04/14 23:54

三菱一号館美術館で。
少しだけ雨が降って曇り空の今日、美術館を含む建物が取り囲む中庭は新緑がとても綺麗だった。
サンローランの動きのあるデザイン画はとても魅力的で、禁欲的な前身頃に対し背中は大胆にレースが使われ、素肌が見えるそのドレスは人気ナンバーワンらしい。
撮影を許されている部屋があってドレスはそこで撮ったもの。
ポスターやチケットに使われているゴールドのドレスはラクロワのもの。
これはやはり目を奪われる。
少しだけ雨が降って曇り空の今日、美術館を含む建物が取り囲む中庭は新緑がとても綺麗だった。
サンローランの動きのあるデザイン画はとても魅力的で、禁欲的な前身頃に対し背中は大胆にレースが使われ、素肌が見えるそのドレスは人気ナンバーワンらしい。
撮影を許されている部屋があってドレスはそこで撮ったもの。
ポスターやチケットに使われているゴールドのドレスはラクロワのもの。
これはやはり目を奪われる。
行けなかった展覧会「Made in Occupied Japan 1947〜1952 海を渡った陶磁器展」 ― 2016/04/16 22:48

会期中に行けるのは昨日の金曜日だけだった。
三軒茶屋キャロットタワーの中で開催している「Made in Occupied Japan 1947〜1952 海を渡った陶磁器展」を観てから、渋谷パルコで「合田左和子ポスター展」をハシゴするつもりだった。
最初の三茶に向かう道中で諦めることになった。
母の通うデイサービスのスタッフから母を救急搬送すると地下鉄移動中に知らせがあり、私は一度帰宅して車に乗り換え、搬送先で付き添ってくれた介護サービスのスタッフと合流することになった。
もしかしたら既に相当高齢の母は死ぬかもしれないと時々思いながら、地下鉄に乗り家に帰り車に乗りかえ高速を走ったが、病院に着くと母はただ点滴をしながら車椅子に乗せられまだ帰れないかと焦ったく待っているただの患者だった。
心臓の弱い母が背中の痛みを訴え、血圧もひどく低かったから救急だったのだが「脳貧血」だろうと診断され入院せずに済んだ。
病院を出てから夕食を取りに入った店で母は海老天重を平らげた。
拍子抜けしたがこんなこともこれからは増えるなぁ。
陶磁器展は17日までなので観ることはできないが「合田左和子ポスター展」は行けるかもしれないのでそうがっかりすることもないのだ。
三軒茶屋キャロットタワーの中で開催している「Made in Occupied Japan 1947〜1952 海を渡った陶磁器展」を観てから、渋谷パルコで「合田左和子ポスター展」をハシゴするつもりだった。
最初の三茶に向かう道中で諦めることになった。
母の通うデイサービスのスタッフから母を救急搬送すると地下鉄移動中に知らせがあり、私は一度帰宅して車に乗り換え、搬送先で付き添ってくれた介護サービスのスタッフと合流することになった。
もしかしたら既に相当高齢の母は死ぬかもしれないと時々思いながら、地下鉄に乗り家に帰り車に乗りかえ高速を走ったが、病院に着くと母はただ点滴をしながら車椅子に乗せられまだ帰れないかと焦ったく待っているただの患者だった。
心臓の弱い母が背中の痛みを訴え、血圧もひどく低かったから救急だったのだが「脳貧血」だろうと診断され入院せずに済んだ。
病院を出てから夕食を取りに入った店で母は海老天重を平らげた。
拍子抜けしたがこんなこともこれからは増えるなぁ。
陶磁器展は17日までなので観ることはできないが「合田左和子ポスター展」は行けるかもしれないのでそうがっかりすることもないのだ。
昨日の東京は強風 ― 2016/04/18 01:56

昨日の風は怖かった。 最大風速28.8mだったとか。
東京ゲイトブリッジの手前では30km/hの走行と指示ボードが出ていた。
夜の観光スポットとしてとても美しい橋だけど、何もかもよく見え過ぎて日中の強風の中を走るのは嫌だったなぁ。
橋を渡る車は静々と大名行列みたいに走っていた。
今日報道番組で都内あちこちで建物にかけた足場が大きく煽られ崩れ落ちる映像を見てぞっとした。
東京ゲイトブリッジの手前では30km/hの走行と指示ボードが出ていた。
夜の観光スポットとしてとても美しい橋だけど、何もかもよく見え過ぎて日中の強風の中を走るのは嫌だったなぁ。
橋を渡る車は静々と大名行列みたいに走っていた。
今日報道番組で都内あちこちで建物にかけた足場が大きく煽られ崩れ落ちる映像を見てぞっとした。
「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 私の国貞」 ― 2016/04/21 19:56

Bunkamura ザ・ミュージアムで。
会場の演出が思わず笑みが漏れるような上手さで楽しい。
手拭いを被った踊る猫が会場のあちこちの壁の下の方にいるし、現代的なキャッチコピーも作品のすぐ上にあったりするので見逃せない。
作品の全てが完成度が高いので気の緩む余地が無い。
流石、流石、流石。
オリジナルグッズは会期終了はまだだいぶ先だというのに売れ切れ続出。
もう一度観てもいいなあ。
会場の演出が思わず笑みが漏れるような上手さで楽しい。
手拭いを被った踊る猫が会場のあちこちの壁の下の方にいるし、現代的なキャッチコピーも作品のすぐ上にあったりするので見逃せない。
作品の全てが完成度が高いので気の緩む余地が無い。
流石、流石、流石。
オリジナルグッズは会期終了はまだだいぶ先だというのに売れ切れ続出。
もう一度観てもいいなあ。
未だ観ていない「カラヴァッジョ」 ― 2016/04/25 02:27

これから観に行く予定のカラヴァッジョについて思い出すのは庭園美術館で観たカラヴァッジョだった。
ついこの前のようだったが、なんと2001年のことだった。
庭園美術館の趣のある、あまり広くない空間で観たカラヴァッジョ。ため息。
2月に都美術館でボッティチェリを観た帰り西洋美術館の前を通った。
改修で休館中だった正面にカラヴァッジョの展示予告。
ついこの前のようだったが、なんと2001年のことだった。
庭園美術館の趣のある、あまり広くない空間で観たカラヴァッジョ。ため息。
2月に都美術館でボッティチェリを観た帰り西洋美術館の前を通った。
改修で休館中だった正面にカラヴァッジョの展示予告。
「カラヴァッジョ展」 ― 2016/04/28 23:19

上野国立西洋美術館で。
雨模様で気温も下がり風が吹くと寒い。
2001年に行った庭園美術館での「カラヴァッジョ」に来ていたものと同じものが何点かあった。
覚えていてそう言うんじゃなく、とても見たくなって庭園美術館版のカタログを手に入れたから分かっているんだ。
これも手に入りにくく新しいものなんてないのでネットで古書店からやっと買えた。
なんと「マグダラのマリアの法悦」は2001年に来ている!
だけどどうも同じものではないみたい。
何でかな。
今、あれはどういうもので今回来ているのはこういうものだって記述を探しています。
行ってよかった。
帰りはハーブティーとケーキセットでひと息ついて。
雨模様で気温も下がり風が吹くと寒い。
2001年に行った庭園美術館での「カラヴァッジョ」に来ていたものと同じものが何点かあった。
覚えていてそう言うんじゃなく、とても見たくなって庭園美術館版のカタログを手に入れたから分かっているんだ。
これも手に入りにくく新しいものなんてないのでネットで古書店からやっと買えた。
なんと「マグダラのマリアの法悦」は2001年に来ている!
だけどどうも同じものではないみたい。
何でかな。
今、あれはどういうもので今回来ているのはこういうものだって記述を探しています。
行ってよかった。
帰りはハーブティーとケーキセットでひと息ついて。
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