デイヴィッド・ハンドラー「殺人小説家」2010/11/05 23:30

これから読むところ。

日本では1988年に「笑いながら死んだ男」が出版されていたが、
私は全く知らず、去年中古本専門店で買って読んで好きになった。

愉快でおしゃれだけど上滑りしていないと言うか、うまい翻訳ぶりというか、それでも原作が面白くなければこれほどにはならないだろう。

ハリウッドが舞台で、実力はありそうなのにイマイチ売れない作家のホーギー。
奥さんは女優で、相棒はルックスをいつも気にしているバセットハウンドのルル。
バセットハウンドはハッシュパピーのマスコットにもなっている、頭が大きく耳が長く垂れ下がっていて、胴長短足の愛嬌のあるいい犬種です。

読んでいて気も晴れて、いいものを読ませてもらったなと、いつも感謝したくなる。

そんなに好きなのに「殺人小説家」のタイトルを見ても反応しなかった私。
リストを出していたはずだが、7作目の「傷心」を最後にしてなんだか忘れてしまったんだ。

あ、今思い出した!
図書館には「傷心」から後の作品はあったが、その前のは無かったのだ。
それで夢中になって、いろいろなところで出版順に集めたのだった。
集めて読んで燃え尽きた?としか言いようがないな。