「パチンコ」2020/10/27 11:38

アメリカでベストセラーになっていたものが日本語訳で今年の7月に出版された。
読みたいと思っていたので図書館の予約に入れたのだけど、新刊の割に予約数は少なかったのは些か意外に感じた。
タイトルと在日コリアンの物語ということがその理由だろうか。
実際に洋書レビュアーが書いている後書には、レビュアー自身が初めは読みたいとは思わなかったと書いている。
パチンコという遊戯に興味がなく、そもそも苦手と言っていて、私もそうだった。本好きの知り合いが話題にしていなければ手にしていなかったかもしれない。
いろいろ知りたかったこともあって、機会を捉えた。
面白かったのは事実だけど、たくさんの人が書いているような在日コリアン一家の4代、5代までを描く壮大な物語、とまでは感じなかった。舞台やその背景は世界を広げているようで、狭い感じすらあった。それでも一気に読んでしまえる魅力があるのは、やはり登場人物がいいのかな。
淡々と語られる「女の一生」の別バージョンとも。
写真は下巻の表紙。

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