「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」2017/02/11 00:18

シネスイッチ銀座で。
まず失望したのは吹替になっていたことだ。
それから作品や登場人物の紹介キャプションがあっという間に消えてしまうこと。
全て日本語だからわかりやすいかというとむしろ反対で、イタリアの良い香りは一切なくなってテレビの美術番組を見せられている気分になった。
レオナルド・ダ・ヴィンチは天才であり、その作品はただのメモまで貴重で素晴らしいものだ。そしてたくさんの謎があることもわかっている。
その謎を解き明かしたのなら知りたいと思って映画館に足を運んだ。
残念だけどレオナルドを巡る重要な人物を役者がどんなに似せて演じて見せても、吹替による失望を補うものにはならなかった。
役者が出るならなおさらそのようなことはするべきではなかったと思う。

「火花」2017/02/11 22:39

又吉直樹著「火花」を月刊文藝春秋で読んだ。
芥川賞作品として掲載されたのは平成27年9月。
だいぶ経っているけど。
単純な好き嫌いあたりからのことでいうと、最初からそれ程失望させられないような気はしていた。
息詰まって苦しいし、お笑いもあまり突き詰めないでほしいと思ったが、どんなものでも正しい方向で悩めたら苦労はないし辛さは付き物なんだね。
って今更なんだ!分かったことを言うな!
つまり、少々消化不良だけどなんだか面白かった。