タランティーノ2025/04/08 01:15

 タランティーノがイスラエル支持というのを知って、すごくショックかといえば、よく分からない。誰が何を支持しているかに驚いてみせることがデフォルトみたいになっている。どこもかしこもおかしなことが起き過ぎているからだ。自分何言ってんのかな。 
 タランティーノ作品には、私が好きと言える作品があるという事実だけを残す。観ていないものがあっても観ることはないかな。その気にならないだろう。
 イスラエルは虐殺を続けている。人間も虫もそこだけは平等に。

モヤる「べらぼう」2025/04/17 00:28

 江戸の出版の天才を描くドラマと言っていいんだろうか。吉原を舞台とするものだからか、昨年芸大美術館で開催された「吉原」について、言及しない部分への不消化な思いがあって、大河ドラマのこれは見るのに気が乗らなかった。
 役者が面白いから見てみるかという感じで見始めている。女の「自立」の仄めかしは無し、というかあるかなしか以前の問題。そういうの、「仁」の中で描かれてたんだったか。
 三話目を見ている。

マクベスいろいろ2025/04/29 01:31

 「マクベス」は好きなので、これまで何度か観てきた。翻案で一番好きなのは劇団⭐︎新感線初演の「メタル・マクベス」だ。ストレートな堤真一マクベスは長塚圭史演出で面白かった。舞台を観客が囲む設えで、役者の見え方が普段と違う。中嶋しゅうの佇まいが妙に印象に残っている。彼が亡くなってしまったの、とても残念に思っている。
 マクベスの呪われた弱点が暴かれる場面が好きな私は、当然だがそこに向かって、後に引けなくなった野心と予言を信じ己の正当化に足掻くマクベスと、マクベス夫人の苦悩などを観ている。
 先日観たのは串田和美の創出するまた別の「マクベス」だった。好物の最終場面ははっきりと描かれず、その暫く後を見せられているのかと判断に迷う場面に続く。
 私の中では、魔女は魔女であって、神の存在などあらばこそ、暗い淵から転げ落ちそうになりながら、わずかに残る良心とのせめぎ合いをしながらの人殺しが、悩み苦しむ姿でないといかんと、ガチガチに固まっている。それ故か、このマクベスは未消化だ。なんだこのゆるふわ感はと。何かに幻惑されているようだ
 こんなマクベスは初めてだという点で、面白かった。

 ラストの展開は「泣くロミオと怒るジュリエット」を思い起こさせる。再演をまた観に行く予定。