日々は蔓草2024/06/03 00:45

 「渇いた太陽」を観てから二日後にポール・ニューマンの自伝の翻訳本が書店に並んでいるのを見た。奥付見たら2023年初版とある。やっと昨年翻訳されたんだろうか。1960年代の映画に出た俳優はもうとっくに亡くなっている。誰がその自伝を手をにとるのだろう。欲しいけど私は買うのを躊躇った。高いから。
 余談だが高いことに不満はないよ。出版界、とりわけ翻訳本を世に出すのは実に厳しい状況らしいの。
 二軒目の書店で手に取ってみたのはジョディ・フォスターが表紙になっているメンズ誌だった。U-NEXTで見た「ナイト・カントリー」という警官ものミステリーは、優れた人物描写と複雑な背景の描き方がとても上手かった。ジョディ・フォスターが主演だが、相棒となるネィティブの血を引く女性を演じる俳優がまた素敵。これは「トゥルー・ディテクティブ」というシリーズらしくて、キャスティングも製作姿勢もとても見応えがあって好き。「ナイト・カントリー」は彼女の仕事復帰二作のうちの一つだと、そのメンズ誌の記事で知った。彼女は60代だ。
 古典的な写真技法のプルシアンブルーが目に焼きついた翌日、広重が「べろ藍」と何度も叫ぶドラマを配信で見た。長塚京三が北斎だ。今までと違う長塚京三にびっくりしちゃった。いいな。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yumrolling.asablo.jp/blog/2024/06/03/9689839/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。