"ケストナーと「私たち」"展2025/11/05 00:21

 映画「さよならベルリン またはファビアンの選択について」(2021ドイツ)を観た。Amazonプライムでだけど。
 原作はエーリヒ・ケストナーの「ファビアン あるモラリストの物語」なのだが、岩波書店でケストナーを巡る小さな企画展が行われているのを知り、前から気になっていたのを観ることにしたのだ。
 私はケストナーが好きだ。それが「終戦日記」を手にして以来、彼をなんというか、生身の人間としてという表現が正確かわからないが、尊敬する人になった。そういう人を尊敬することに幸福感を抱いた。彼がナチスから逃げずにドイツ、ベルリンに留まったことよ。
 私の持っているのは福武文庫版で高橋健二訳だ。文庫とはいえ大事な一冊だが、1990年に買ってお風呂に持ち込んでいたりしたので、ちょっと歪んでいるページがある。
 岩波書店での企画展はトリヤーのイラストやら、次を受け継ぐ人のや、特装のシリーズ本の展示やらで楽しかった。幸せな自分の学生時代のことなど思い浮かべながら見た。
 不幸な時代に生きた勇敢な人のことを思って、彼がいたことに感謝する。

 頭痛がする。後で推敲しないとダメっぽい。

りんご美味し2025/10/15 02:28

 シナノゴールドという種類のりんごの不揃いのを売っていたので、数が勝負とたくさん入っているのを買ってきた。10センチに満たない、小さいのが主で、味を心配したが無用だった。
 よく洗い、ナイフで一口づつカットして皮ごと食べる。小さいからか、皮も堅くない。ちょうどいい食べきりサイズだ。食糧危機のことをちらと考える。今すでに高い果物が手に入らなくなる。,,,くらいまで生きてるんだろうか。
 世界も日本も不穏な空気、どころか現実が酷い。日本の平和は危うい。そこを直視できる人は少ない。これまでもそうだし、これからもそうだ。災厄に巻き込まれる時は遅いってことは、乱読でも本が気づかせてくれる可能性は大きいけど、本は読まれなくなっている。
 そうだ。紙も高い、印刷会社も少なくなった。本も作られなくなり、本は贅沢品の一つになる。
 いい話はそれほどないよ。

トピックは「頭痛」と「カメムシ」(おもんない)2025/09/16 03:20

 珍しく偏頭痛というのか、両方のこめかみの上に痛みを感じた。生涯滅多にないことで記録に残す(笑)
 間隔をおいて襲ってきて落ち着かない。昼寝をしようと思ったが中途半端なような気がしてやめた。でもやっぱり夕方とも夜とも言えない6時ごろ横になってしまった。もっと中途半端だったがしかたない。疲れてんのかな。
 今朝カメムシを発見した。普段目にしたことがあまりないので写真を撮った。玄関ドアに齧り付いていたらしく、開けたら驚いて前の方へ飛び、門のところに一回止まった。門を開けたらまた慌てて、地面に落ちて転がり、もんどり打って脚をばたつかせ、やっと起き上がった。と、思うと私が動いたら安定した地面にいたにも関わらず、今度は勝手にもんどり打ってひっくり返り、脚バタバタで起き上がった。それを二回くらい繰り返した。どうした!と思うのが普通だ。相当な慌てものが中にはいるんだろうか。

ミステリ2025/09/01 02:35

 久しぶりに松本清張のミステリーを手にした。「考える葉」というのだ。角川文庫で1973年(昭和48)初版を2024年(令和6)に改版初版発行したものだ。何かで紹介されていて読む気になった。絶版になっていたのがまた出るから、それを読むことができるのはラッキーだというような紹介文だった。図書館で丁度見つけた。
 これも昭和の時代背景が肌身で分かっているからこその面白味がある。あ、"これも"と言ったのは映画「国宝」があったからだな。
 面白い。現実では嫌なことが起きる前夜にいる感覚があって、憂鬱なのだけど、清張の清張らしいスリルとサスペンスを堪能できるので楽しい。でも小説の中身は明るい訳ないのでそこんとこよろしく。
 内容には触れず仕舞いの勝手さ(笑)画像の予告文読めるだろうか。粗くて読めねー。

「モナリザ」(1986英)2025/08/16 01:08

 ニール・ジョーダンをふと思い出し、「モナリザ」を久しぶりに観た。ナット・キング・コールの歌声が流れるのは分かっていた。だけど耳に触れたら、意外なほど癒されてしまって、自爆した。展開に覚えた引っ掛かりは一切無視だ。音楽に引っ張られて観終わったといっても言い過ぎじゃない。でもやっぱり言う→
 刑務所を出たばかりの冴えない中年男がついた仕事は、ギャングのボスから紹介された、高級娼婦の専属運転手だ。これはボブ・ホスキング。痩せて背が高い魅力的な黒人娼婦はキャシー・タイソンという人だけど、名前に馴染みがなく、日本語の検索ではあまりヒットするものがない。マイケル・ケインがギャングのボスだが、演出のせいかインパクトがなくて面白みに欠けた。
 最初は馬が合わないと思われた二人が、惹かれあっていく過程の妙味と、二人が住む世界が同じと見えて、微妙な違いが浮き彫りになっていくところの危うさを楽しむ。
 プロデューサーにジョージ・ハリスンが名を連ねていた。こんなところで名前を見るとは。そんなに意外でもないか。
 ニール・ジョーダンの作品は、よく覚えていなかったやつに言われたかないだろうけど、また上出来じゃないかもしれないがいい香りがする。好きなんだわ。いつも謎めいていて。

「ドクターX FINAL」2025/08/12 02:24

 アマプラで観たのだ。
 田中圭がーあ、役名忘れたー大門未知子の過去を探る場面が、横溝シリーズを撮った市川崑監督風味で面白かった。そういうくすぐりで楽しむの好き。
 猫が二匹になってて、たまたま猫パンチし合うシーンが入ってた。あれ、カメラは美味しかったろうな。ベン・ケーシーとあと誰だっけ?

fascist現る-2025参院選2025/07/18 02:35

 ファシズム、レイシズム、ヘイトスピーチなんでもござれの参政党の、ついでに徴兵制をも呑気に口にする女性候補が、上位で当選しそうな勢いだ。
 ドイツで徴兵制に多くが賛成するも、年代別では若者が反対しているという報告があったらしい。「さや」に投票する人は徴兵制を受け入れるのだと理解していいのだろうな。どういう年代が大事な一票を投じるのか。巻き込まれる国民は悲劇としか言いようがない。ニーメラーのあれを思い出せる人はまだ幸いなるかな、である。

 問題のその時、徴兵に適した年齢の子ども、孫を持った方々は、いま黙っていたことをゆめゆめ後悔なさらぬよう。

眠れない時をどう凌ぐ2025/06/25 02:01

 眠れない。ラジオの聞き逃しを探したりなどしても、あれではないこれではないと選り好みばかりして埒もない。
 クラシックアプリがあった。解説が親切に演奏に従って表示されていく。ダメだ。見てしまう。

東京都議選20252025/06/23 01:38

 公示日13日、投開票日22日だった都議選、いいニュースと悪いニュース。
いいニュース↓
「維新の会」と「石丸新党」当選なし。
都議会から不祥事だらけの維新を一掃し、再生の道を絶ったのはめでたい。それに公明党が数を減らしたのも朗報である。

わるいニュース↓
その1.「都民ファースト」が野党モドキ第一党として、ポンコツ小池百合子の補完勢力になった。
その2.「参政党」 が三議席も取った。こっちは"日本人ファースト"を謳う明らかなレイシスト集団で似非科学の…。
ファースト、セカンド、サード。順位で人を束ねようなんてのはTRUMPと同じだ。
松竹梅がええじゃないか。

なんだよ。どっちもネガティヴじゃん。
ホントのいいニュースなんてないよ。

あづい〜2025/06/18 23:09

 本日ものすご〜く暑かった。ピッカリンコの晴天で日差しが強く、それだけでやられそうだったが、風は吹いていたのがせめてもの慰め。
 そういう日にバタバタと動いてものすごい汗をかいた。水では足らず、何年も飲んでいなかったスポーツドリンクを飲んだ。欲していたのがわかる。
 んで、帰宅する車の中で顔を何気なくこすったら、なんだかジャリッとしたので、砂でもついたかなと思ったのだが、ちょっと待てよと指を舐めてみたらしょっぱかった。やっぱり汗だよ。
 スポーツドリンクが何年ぶりかというのと同様、吹き出した汗が塩になっているなんて〜こちらは何十年ぶり、てかあまりそんな事経験してないような、いっそ記憶にないくらいのもんだった。
 いや、こんな歳になって随分な。