「ボナール展」2018/11/12 14:09

ボナール展は国立新美術館。
10月の後半に高校時代の友達と三人で行った。
ボナールは自分では好きな画家なのにあまりよく知らないまま来た。
赤がよく使われる色で優しい画面のものが並ぶ。
その中で最も印象的だったのは60代の自分を描いた「ボクサー」というタイトルの自画像だ。

「田中泯」の踊り(東京芸術劇場で)2018/11/23 23:49

田中泯が好きになったのは2005年の公開時に観た「メゾン・ド・ヒミコ」という映画がきっかけだった。それまでただ知っていた「舞踏家」より「演技者」としての田中泯に俄然興味が湧いた。
この映画の監督が誰か全く知ろうともしないまま、何年もこの映画が好きだと言っていたのも我ながら驚いているけど、その監督こそ踊りの後のトークでゲストとなった犬童一心監督、その人だった。
犬童一心という監督には特に興味もなく、作品を観たことがないと断言していた。
田中泯のドキュメンタリーを犬童監督が撮っているそうでその縁でのゲスト出演だろう。
踊りは凄い。1945年生まれの人の動きとは思えないステップ。柔軟で手足の爪の先までコントロールしている。

「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」2018/11/28 01:11

*数日後に気がついて付けるメモ↓
これがシリーズの第2作であったとテレビで「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」が放映された事で分かった。
(メモここまで)↑

気持ちを緩めたくて出かけてから観るものを決めた。
ハリー・ポッターにはそれ程興味はなかったが大きなポスターをよくよく見たらエディ・レッドメインが主役だったから観ることにした。ジョニー・デップ、ジュード・ロウ共演。
エディ・レッドメインは「リリーのすべて」で魂を抜かれた。あのシャイな感じで光が眩しいかのように眼を瞬かせる様子が相変わらず。
兄を演じる俳優がカラム・ターナーという人でレッドメインと似た骨格なのか兄弟という設定に説得力が出たように思う。
なんの予備知識もなかったので、これがシリーズの導入部分でしかないということに最後近くで気がついた。
そう言えば、と思うような展開だからね。
ジュード・ロウはダンブルドアよ。
原題「THE CRIMES OF GRINDELWALD」

図書館で2018/11/28 04:14

夕方、図書館に行った。
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番を聴きたかったのを思い出して探した。この図書館にあるものなら誰のものでも良かったので借りたらアルゲリッチのものだった。いいんじゃないかな。
あとは新しく入った本のところを見たら「サイモン、船に乗る」というのがあってそれも借りた。
かわいいハチワレ猫のイラストが目立つ装丁にこのタイトルだからファンタジーか何かでジュニア向けかと分類を見たが普通の英米文学だった。
中を確かめると意外や意外、揚子江事件という史実に基づいた、それも当の軍艦アメジスト号に乗っていた実在した猫が語るという形をとった小説だった。実際の写真も多数あってとても面白そう。
サイモンの写真を見ると首輪が付けられていて下げられたネームプレートには「HMS AMETHYST APRIL 1949」とある。HMSは軍艦の種類とかクラスとかの略語なのかな。
始めには「主な登場動物紹介」があってそれを見るだけでも面白い。実在するものと作家が創造したキャラクターと見分けられるようにスターマークが付けてあり「モータクトー」という実在マークのある動物はアメジスト号に住みつくネズミのリーダーだったりする。

「ボヘミアン・ラプソディ」2018/11/29 00:49

伝説のバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの半生を描いた映画。
1991年11月24日エイズで亡くなるその6年前に行われた「ライブ・エイド」のシーンがラストだ。ここから後の人生が家族と同等の仲間と共にあって幸せな時だったと思いたいという余韻。
主役のラミ・レミックはフレディのサイズ感を知っているとちょっと違和感あるかもだけど、良く演じているなと思う。
すごいファンではないもののフレディが死んだ当時とても悲しかったし、曲はやっぱりいいしでこの映画はリアルタイムで味わったことのおさらいというかトレースと捉えながら観た。
既に感じた悲しみは伝説の人の事として昇華してしまったので、これを観て泣くというのは、私にはないなあ。
1985年のライブ・エイドを立ち上げたボブ・ゲルドフに当時尊敬の念を抱いたことも思い出す。
マイク・マイヤーズがキャストにいるんだけど何役だったのか分からない。