「ウィーン・モダン/クリムト、シーレ 世紀末への道」2019/08/01 08:19

昨日7/31国立新美術館で。
8月5日までだったから早く行かなくては、というタイミング。
少し入口で待たされたくらいで楽に観られた。
シーレが私にとっては重要だったのに何故か気持ちが浮ついてちゃんと観ていない感じが残る。取り返しつかない。
それでもあのタッチの走りや鋭い線は観ていて気持ちがいい確かさで迫る。迫る。観てくれ、この線の力を。どこに向かっているか。
クリムトのチュニックの色はとてもいい青。麻でできていて思うより軽いようだった。ポケットも付いている。
彼は写真でもがっしりと見える人だけど、チュニックを見るとその印象のままみたい。
シェーンベルクをはじめとする有名な音楽家の描いた作品も背景を知りたくなる。

ひと時2019/08/25 18:44

実家で落ち着いた時間を過ごす感じが好きで、今もそうしている。日が落ちたところだ。
この8月、5日から15日までイタリアに行ってきた。その後の報告会のための文を二つ書かなくてはならないのが、夏休みの宿題のようになっていて辛い。
帰ってきてから参考資料を図書館で漁りまくっている中、和辻哲郎が「イタリア古寺巡礼」を書いているのを知って借りてきた。面白い。
1927年に海外留学生として渡欧した時の私信から手直しして出版されたものだと、高階秀爾の解説にあった。
フィレンツェでファシストの催しに行きあったことも書いていて時代を感じた。ムッソリーニの作ったCinecittàやEURを後に知ってどういう感想を持っただろう。
安い和菓子も可愛いのがある。私には最高の組み合わせなので写真に収める。